2005年02月20日

ブロードキャスターでの榊原発言全文

まず、参考資料として「リーマンブラザーズ顧問」である榊原英資氏の土曜の発言を載せてみる。
カネを貸している側の発言としては異例と言うか、ビックリ発言である。


こりゃあもう、堀江さんの負けですね。売上が300億の会社が800億の借金するってのはもともと無理な話なんですよ。その、無理に無理を重ねて、転換社債で、まったく不利な条件で、彼は(資金を)借りたわけですね。
ですから、この結果何が起こるかというと、ライブドアの株価がどんどん下落するわけですよ。すでに、下落してる。200円とか200円割っても不思議じゃないですね。(200円)割ってもリーマンは損しないですから。必ず、それ(時価)の10%引きで転換できるわけですから。

福留さん:「絶対損をしないのは?」

リーマン・ブラザーズです。ですから、今回の、まずこれ第1幕ですけど、第1幕の勝者はリーマン・ブラザーズ。敗者はライブドアですね。
おそらく、これ第2幕があって、第2幕はリーマン・ブラザーズの裏にいる外国系のファンド、あるいは、日本のノンバンク、噂が出てますけど、そういう人たちが出てくる、(また)村上さんがどう動くか、ということですから、第2幕はフジテレビ対そういう人たちになる。しかし、堀江さんは第1幕で舞台から退場、と。こういうことが、一番ありうるシナリオですよね。

福留さん:堀江さんは、まだニッポン放送株を買い増していくって、いってるんですけど?

ええ、ですけどね、自分のところの株価がどんどん下がるってことはね、資金調達力が下がるってことですね。それから、資金を今度返還する能力が下がるってことですから、この株価が、例えばですね、4割5割下がるってこと、これ致命的ですよね。

福留さん:なぜ、その危ない転換社債に手を出すことになったんでしょうか?

ですから、これは、本人(ホリエモン)が人生最大の賭けだって言ってますけど、短期決戦で終われば、これ良かったかもしれませんね。
それから、35%って公表しちゃダメですよ。51%取ったときに「取りましたよ」っていわなきゃ。
要するにね、テレビタレントじゃないんですから、ベラベラベラベラしゃべったらね、そりゃあ、プレイボーイは売れるかもしれませんよ、だけどね、村上さんみたいに、こういうときは絶対「ノーコメント」です。村上さんプロですよね、ありゃあ。

福留さん:ということは、今週1週間(テレビに)出まくった堀江さんっていうのは?

まあ、会社がダメになったらテレビタレントにはなれるかもしれませんけどね、会社の社長ってのはあんな風にベラベラしゃべっちゃダメです。しかも、これは戦争ですよ。これは、要するに、敵対的買収ですから、かつてのことばで言えば乗っ取りですよ。で、ルールは法律に違反しなきゃいい、って、これは堀江さんのいうとおりなんですよ。何でもありの世界です。
ですから、こういう世界で、やっぱり、あんまりベラベラしゃべっちゃダメですね。で、相手は大衆じゃないですよ。プロ野球のときは、相手は大衆ですから、大衆のサポートがあれば何とかなった。
これは、プロの世界ですから。厳しいアメリカ型資本主義の論理ですよ。リーマン・ブラザーズはそこのプロですよ。そこにしてやられたな、っと。こりゃね、日本でね、アメリカの投資銀行にしてやられてる例ってのは山ほどあるんですよ。

福留さん:(かつて、ソフトバンクらにテレビ朝日が買収されかけた実例があるのに)なぜ、今回、日枝さんはこれほど脇が甘かったんでしょうか?

これは、やっぱり、あれですよね。ファミリー支配のあれ(?)が残っていて、ニッポン放送というフジテレビよりも小さいところがフジテレビを支配しているという、西武と同じ構造ですね。あの構造が残ってて、その弱みをボーンと突かれたっていうことですよね。
ですから、フジテレビの側にも弱みがあって、まだ、弱みはありますから、これから、これ、フジテレビが勝ったということじゃなくて、ライブドアが負けたと、そういうことですね。

福留さん:日本のメディアっていうのは、外国の資本から見ると、株価に対して魅力的なんですか?

圧倒的に魅力ありますね。規制産業ですから。あのー、新規参入がないですから、利益はある程度確保されてますよね。それから、やっぱり、影響力は非常に大きいんですよね。それに比べて、価格は安いですから。ですから、やっぱり、外国資本だけじゃなくて、日本の資本も欲しいでしょうね。



posted by シュート at 14:30| Comment(3) | TrackBack(1) | 経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
充実した内容ですね。感心しました。今後もお願いします
Posted by るど at 2005年02月20日 17:32
 私もブロードキャスターを見ていたのですが、榊原さんがリーマンのアドバイザリー・ボードメンバーとは知りませんでした。かなり酷い話で、驚きと言うよりも、寒気がしました。
 「前言撤回・こんにちはホリエモン 基本説明編」も興味深く拝見しました。ライブドアは傘下に複数の上場企業を保有していますが、もしかしたらリーマンはそこでも空売りしているかもしれませんね。後編が楽しみです。
Posted by jun at 2005年02月20日 18:02
私もブロードキャスター見てました.よく言うぜ〜.とか思いました.その後 Lehman Brothers のウェブサイトを見て目が点になってしまいました.Japan Advisory Board になってるじゃん.あんなこと言っちゃっていいの?確かに鴨かもしれないけれど一応客だぜライブドアは,って思いました.
Posted by palemoon at 2005年02月20日 23:15
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/2040793

この記事へのトラックバック

榊原英資慶應大学教授はリーマンブラザーズの関係者
Excerpt: 先日テレビ東京のブロードキャスターで堀江ライブドア社長に辛口のコメントをしていた元ミスター円こと榊原教授であるが、実は平成17年2月にリーマン・ブラザーズ証券の顧問に就任していたことがわかった。 ..
Weblog: "Za behabiah ab za telebijon izu su toreinji."
Tracked: 2005-03-09 21:51
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。