2005年11月22日

シノケンのフトコロがえぐられた!?

2005年03月15日
驚愕!! ニートにもできるアパート経営!?
で紹介した『シノハラ建設システム』こと『シノケン』だが、エライことになってしまった。
姉歯建築設計事務所のボロビルを掴まされて、建てた木村建設がトんだのだ。

いち早く対応したシノケンのの見積もりはこうだった。

平成17年11月20日 当社の対応について経過状況をご報告申し上げます。

『最悪のケース』を想定しますと、先に発生した4棟(うち1棟は自社所有物件)を白紙解除した場合は、買戻し及び再建築費に32億7千万円程度の支出が必要となり、収入として@再分譲、A賃貸の募集、B不動産ファンドへの売却等により22億7千万円程度が想定されるため、最終的には10億円程度が必要資金として発生するものと考えられます。
また、新たに発見された自社所有の物件1棟を含む4棟のうち、取壊した後に再建築を実施した場合はさらに5億円程度の支出が発生するものと考えられます。
但し、前述しました『最悪のケース』は、本事件に関与する全ての関係者が応分の支出負担を行うべきものであり、それらについて、当社がマンション購入者や入居者の保護を最優先と考え、その対応を行うものであります。これらの過分の負担額につきましては、弁護士と相談の上、関係者に対しまして損害賠償の請求を行うことを検討しております。

つまり、『購入者、入居者とのトラブルを解決するのに32億7千万円+5億円=37億7千万円を一時的に支出すればよく、建て直しをすれば22億円は最終的に回収できる。損害は15億円に留まり、それも施工業者や設計業者に損害賠償を請求すれば取り返せる』と言うのが当初の皮算用である。しかしながら、施工会社が倒産し、姉歯に支払い能力がないのを鑑みるとシノケンの想定する『最悪のケース』に限りなく近い状態なのではないだろうか。

シノケンは前期の売上高が125億円、経常利益が6億円であるそれを考えると上記の金額の大きさが分かるだろう。
今期の9月の中間決算を見ると「たな卸資産」が前期一年間で12億5千万円だったのに対して、今期は半年で50億円にも増加している。「たな卸資産」とは在庫の事であり、今期は沢山の建物を仕入れて攻めの経営を目指していた事がうかがえる。経営的には逆風の中、この「たな卸資産」を捌かなくてはならない。
シノケンは木村建設と同じく九州に本社に本社を構える会社であり、もしかすると木村建設親密に取引をしていた会社なのかも知れない。上記「たな卸資産」の中に木村建設の請け負った「未完成・引渡し前の物件」が含まれている可能性がある。完成させなくては販売できない。不動産と言うのは3月の需要期を逃すと売値が下がるのだ。
前出のようにとりあえず37億7千万円ののっぴきならない緊急支出を約束した上での50億円の在庫である。
厳しいフトコロ具合ではないかと想像する。


【株式銘柄】シノケンが連日のストップ安、木村建設は決済不能で事業停止 【テクノバーン】(11/22 16:50)

シノケン (8909) が値幅制限の下限となる前日比5万円(11.36%)安の39万円まで下落して、株価は2日連続でのストップ安となった。

大引け段階の出来高は5株、差し引き173株の売り注文を残した。

姉歯建築設計事務所が構造計算書を偽造していた問題に関連して偽造が判明した首都圏のマンションなど21棟のうち7棟の設計者、施工者として届けられていた中堅の建設会社、木村建設が前日21日付けの決済が不能に陥り、きょう22日付けで事業を停止したことが懸念要因となった。

帝国データバンクは倒産速報で木村建設の事業停止の理由として「このほど発覚した姉歯建築設計事務所(千葉県市川市)による耐震構造計算書の偽造問題で、複数の竣工済みのマンションやホテルについて当社が施工者だったことが明らかとなり、建設中の物件は工事ストップに追い込まれるなど対外信用は著しく失墜」と記載。

構造計算書偽造問題は風評被害を通じて早くも中堅の建設会社を事実上の破綻に追い込む形となっている。

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posted by シュート at 21:11| Comment(0) | TrackBack(11) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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