2005年03月26日

ソフトバンクの狙いについての予想

堀江・北尾両社長の会談が月曜日にも開かれるらしい。
北尾氏には失礼だが僕は「こりゃヤクザの交渉術だな」と思ってしまった。「揉め事に介入して漁夫の利を得る」と言うのは典型的なヤクザのやり口なのだ。
金策や裁判と言った危ない橋は全部堀江氏に渡らせ、フジが恐怖に縮み上がった所を見て地獄に現れた仏を装い「まあ、M&Aのプロの私にまかせなさい」と日枝氏に笑いかける。「とりあえず安全の為に御社の株券をウチの金庫に預けて下さい」とはいかにも胡散臭い話ではないか。
フジは「5年の間貸すだけなので危険な話ではないだろう」と渡りに船とこの話に乗った。5年後、株券が帰る場所とはもちろんニッポン放送である。

北尾吉孝最高経営責任者(CEO)は25日、日本経済新聞のインタビューに応じた。ニッポン放送の子会社、ポニーキャニオン(東京・港)について、同社が株式公開を目指すことを前提に、フジ、ニッポン放送と設立したファンドで株式を取得する考えがあることを明らかにした。
音楽、映像ソフトを制作するポニーはニッポン放送の連結収益を支える最大の稼ぎ頭。同放送が56%を保有するポニー株はフジ株に次ぐ重要な資産だ。ライブドアが同放送の経営権を取得することが確実となっただけに、フジ側が買収防衛策の中でポニー株をどう扱うかが今後の焦点の1つとなっている。

http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20050326AT1D2504U25032005.html


北尾氏は堀江氏を「今度、フジと共同で設立したファンドでポニーキャニオンを頂く事も出来るよ」と脅しているのだ。北尾氏は「ニッポン放送の株をソフトバンクに売って欲しい。値段を言ってくれ」と堀江氏に持ちかけるのだろうか。買値に少し色を付けた言い値を飲み、全て手放せとは言わずライブドアに役員を出させるくらいの持ち株が残るようにすれば実利でも体面的にもライブドアの顔が立つ。「フジに株券を売れ」と言うのが本来のスジだが、もし「我々に」と迫るなら完全におかしい。注目したい。

そもそもライブドアが無理な金策とギリギリの裁判の末に欲しかったのはニッポン放送の支配権とニッポン放送が持つフジテレビ株だった筈である。フジ本体の買収資金にライブドアはLOBと言う無理な金策まで駆使して3000億円を捻り出そうとしているが、ソフトバンクにとって3000億円とは日本テレコムを買収した時に「安い買い物だった by孫正義」と言ってのける程度の額でしかない。
ソフトバンクは当初からライブドアが欲しかった全てを容易に手に入れられる状況にあるのではないだろうか?

ニッポン放送に残ったライブドアをどうするのか? ライバルで目障りでもあるから排除すべきではないか? と言う巷の意見もあるが、無理に排除しようとして交渉が難航するくらいなら意地を張らずに「ソフトバンク放送グループ」の下請けに使えばいいだけの話だ。ネットの仕事の一部を委託すれば彼らはそれなりにやりがいを感じるだろう。

北尾氏は「僕に任せろ」と大風呂敷を広げているが、実際にここまでに出したお金と言うとファンド設立資金である20億の『見せ金』に過ぎない。

ちなみに堀江氏の「社長日記」にも北尾氏についての記述があるので、最後に引用しておく。

2003年11月26日
11/26(水) 禁酒2日目


夕方、ソフトバンクインベストメントの北尾社長来社。
彼は四六時中金儲けの事を考えているんだろうな・・・ユニークなアイディアを拝聴したりする。
さすが、野村アメリカで北尾天皇と言われただけの事はあるな。今の野村だと
バリバリ出世コースなんだけどね。当時だと、社長にはなれなかったかもね。
だから飛び出してソフトバンクに行ったのだろうけど。


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posted by シュート at 15:18| Comment(0) | TrackBack(1) | 経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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