2005年02月20日

前言撤回・こんにちはホリエモン 儲け話大予言編

僕の趣味は株式投資である。
しかし、ライブドアは今まで投資対象外だった。PERやPBRと言った株価指数が軒並み「株価が高すぎます」と警告している上に、本業もなんだかよく分からない、常識外れの株式分割を繰り返して株価を吊り上げ、赤字確実の球団経営をするんだと言い出す、まあ、正直あんまり乗りたくないジェットコースターと言うのが感想だった。
実際、株価は下がり続けていたしね。

しかし、今日、初めてライブドアを買ってみようと思った。
ライブドアが別に特別いい仕事をしているとかは思わないし、フジテレビを今より面白くできるアイデアがあるとも思わない。ライブドアのサイトを覗けばヤフーのモノマネとしか思えないし・・・。
堀江さんの物言いが一部上場企業の経営者として適切なのかも分からない。(オモロイので芸人としては好きだが)「資本参加してフジサンケイグループの経営のお手伝いをしたい」とでも言っておけばいいのに勢いケンカ腰で喋り散らすので話をこじらせているように思う。その限りには「アホ」である。「ニッポン放送を増資してフジの25%なんか薄めてやる」など売り言葉に買い言葉で手の内を晒すなどまさに「ドアホのテッペン」以外の何物もないではないか、僕は関西人なので「アホ」とは言ってもそれ程侮蔑的なニュアンスでもないのだが・・・。

前説が長くなった。お金儲けの話をします。
意味が分からない所は「前言撤回・こんにちはホリエモン 基本説明編」を一読頂いたら分かりやすいかも知れません。

【サンデープロジェクトの堀江発言】

堀江社長はサンデープロジェクトでリーマンブラザーズがライブドアから借りた株9345万7千944株のウチ少なくとも890万株をカラ売りした件について詰問された時、
「リーマンブラザーズにライブドアが貸した株はMSCBの発行期日までのつなぎ融資の担保で、基本的には24日に返却される事になっている」
と知ってる限り初めての発言をした。

リーマンがカラ売りを始めてから株価は順調に下がり続けている。
終値で見ると

10日(木)454円
14日(月)411円
15日(火)372円
16日(水)370円
17日(木)356円
18日(金)323円

と一目瞭然の下げ相場である。
リーマンブラザーズは10日以降も売り注文を出して株価下落誘導をしているのではないかと思う。昨夜の「ブロードキャスター」の榊原発言(別掲)もそう言う意図かもしれない。
リーマンブラザーズは最大限のライブドア新株が貰える新株買取り下限価格の157円に誘導しようとしているのではないだろうか。ちなみにリーマンのMSCBとは「水木金のライブドア株の平均価格の10%引きで、新しく印刷したライブドア株を一億円分づつ800回ライブドアから貰える権利(ただし157円が下限価格。174.4円の10%引きですね)」である。


東証には値幅制限と言うルールがある。

・200円以上500円未満の株は上下80円
・100円以上200円未満の株は上下50円
・      100円未満の株は上下30円

と言う値幅に到達すればその日の取り引きは中止である。

少し極端ではあるが仮にストップ安高が連続したとした場合を考えよう。
水木金の株価の平均がMSCBの算定基準である事に留意頂きたい。

21日(月曜日) 243円   -80円ストップ安
22日(火曜日) 163円   -50円ストップ安
23日(水曜日) 113円 -50円ストップ安
24日(木曜日)  63円 -50円ストップ安   MSCB発行日 リーマン借株返還
25日(金曜日)  93円以下 +30円ストップ高でも・・・

24日木曜日のMSCB発行と同時にライブドアは現在リーマンから借りている588億円と交換で800億円を受け取るようである。
僕はその212億円で金曜日・月曜日とライブドアがニッポン放送株を買い進めて一気に50%越えをするのではないかと踏んでいる。
そして翌週2月28日月曜日に堀江社長が「買収完了」を高らかに宣言するのだ。

同時にリーマンは新株予約権の行使をする。前週の水木金曜日の価格が174.4円を下回っていれば最大限の株数が確保出来る事になる。
もし全権利を行使したとしたらライブドア全株6億4635万3119株に対して5億955万4140株の新株が現れるワケだから株数の希薄化が起こる。
が、ライブドア株はそもそも450円から売り込まれているワケだからリーマンの借り株が堀江さんに返還されていてカラ売りがないと見れば少なくとも450円の約半額である225円を目指して行くのではないかと思う。
いや、ニッポン放送買収の成功となればそのインパクトはかなりのモノである。
一時的な大相場に発展して300円、400円と値上がりする可能性も高い。

そもそもニッポン放送は会社予想で2005年は1087億円の売上げと54億円の純利益を予想している超優良企業である。現在一株配当15円なので全株の50%の配当だけでも2億4600万円になる。
ちなみにライブドアは2004年の売上げ308億6800万円、純利益35億7700万円なので(2003年の純利益は4億8800万円)どっちが親会社だか分からないくらいだから、仮にフジテレビの支配まで出来なくても十分に株価を押し上げるだけのインパクトにはなるだろう。

つまり、23日から25日までの水木金の間に100円程度でライブドア株を買えたら短期間で3倍にも4倍にもなるのではないかと言うのが、この『こんにちはホリエモン 儲け話大予言』の趣旨である。

しかし、前掲の株価の仮説には一つ抜けている要素がある。
リーマンブラザーズがカラ売りした株の買い戻しである。
借株9345万7千944株を売り払って株価を113円まで押し下げても24日木曜日には買い戻してライブドアに返さなくてはならないのではないかと言うギモンだ。
一気に買い戻そうにもストップ高では取り引きできないし、木曜、金曜と株価が174.4円より上に来れば旨みが減る。
そこで【サンデープロジェクトの堀江発言】である。
「リーマンブラザーズにライブドアが貸した株はMSCBの発行期日までのつなぎ融資の担保で、基本的には24日に返却される事になっている」
と堀江さんは 「基本的には、基本的には、会社に帰って確かめなくては分からないが基本的には」と何度も繰り返していたのだ。
貸したモノを返してもらうのにいくらなんでも「確かめなくては分からない」はないだろう。命を掛けた588億円の担保である。汗と涙(かどうかは分からんが)で作り上げた大事な会社の株券である。ジャイアンとスネ夫でもあるまいし・・・・。

リーマンへのライブドア株の貸し株の延長を認める項目が契約にあるのではないだろうか?
ライブドアが発行する新株をそのままライブドアに返還すればリーマンは買い戻しをしなくても済む。仮にリーマンが5億955万4140株を得たとしてそこから9345万7千944株を差し引いても全株のウチの35%は手元に残る計算となる。

堀江社長の「基本的に」の意味はそう言うコトなのではないだろうか。


と、あくまで以上は私の妄想である。投資は自己責任でね・・・。

posted by シュート at 19:32| Comment(5) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

前言撤回・こんにちはホリエモン 基本説明編

今日のサンデープロジェクトを見て考えが180度変わった。
前日の榊原発言の意味も分かった。誰も読まないと思うからちょっとここに書いてみる。

【MSBCの発行日】

まず基本的なハナシ、リーマンブラザーズのMSBCと言うのが何モノであるかと言うと。
「水木金のライブドア株の平均価格の10%引きで、新しく印刷したライブドア株を一億円分づつ800回ライブドアから貰える権利(ただし157円が下限価格。174.4円の10%引きですね)」
である。それと交換に800億円をライブドアに渡すのである。
しかし、この契約は2月24日(木)から有効となっている。

で、それまでは堀江さん所有のライブドア株を9345万7千944株を担保に588億円を借りているのである。ライブドアはそれを元手に2月8日にニッポン放送株を38%ほど買ったのである。

【カラ売りの説明】

反対に株を借りているリーマンブラザーズはどうやって金儲けをするのか。
高く売って後に安く買い戻すことで手元に差額が残る。
いわゆる「空売り」と言う方法がある。

2月8日に借りた2日後、彼らはやはりやってきた。


大量保有報告書  提出日2月17日 報告義務発生日2月10日

リーマンブラザーズジャパンインコーポレーテッド46,728,972株 貸借
LBコマーシャルコーポレーションアジアリミテッド46,728,972株 貸借

                      8,908,361株 処分 単価476円 

つまり 476円×890万8361株=42億4085万5836円 の現金をGETしたワケである。
この8908361株を金曜日(2月18日)の終値323円で買い戻すと費用は28億7772万3603円で済む。
一週間で差額13億6313万2233円の利益が生まれるカラクリである。
株価が下がれば下がる程利幅は大きくなる。反対にカラ売り価格より実際の取り引き価格が高くなれば、売値より高い値段で買い戻さなければならなくなるので損が出るのだ。
まあ巨大な売り注文をするワケだからモノの値段として株価は下がりやすくもなるのだ。
実際ライブドアの株価は下落し続けている。

この権利をリーマンは残り8454万9583株も残しているのだ。

【上記2点の整理】

リーマンは下限いっぱい174.4円以下にカラ売りで値段を下げる事もできるだろうし、174.4円でライブドアに800億円の新株発行を要求する事もできる。
その場合 800億÷157円=5億955万4140株 が貰える事になる。
ライブドアの総株数は現在6億4635万3119株とあるから大変な筆頭大株主出現と言う事になるが、このハナシは今回は横に置いておく。

問題はリーマンブラザーズがいつ堀江さんに借り株を返すかと言うハナシだ。
今日のサンプロで堀江さんは「基本的には2月24日に返して貰う話になっている」と明言したのだ。「基本的には」と言う点も含めて僕の頭に一つの筋書きが浮かんだ。
これは後編で説明しようと思う。

リーマンは最大5億株も貰えるので約束の日までに9345万7千944株を返すのなんかワケはない。
ただ、カラ売りは下がれば下がる程儲かるのに対して、大株主は上がれば上がる程儲かると言う正反対の立場がある。
投機家はリスクヘッジと称して両方を同時に行う事もあるが、そこまで考えると僕がワケが分からなくなるので今回は省くとする。

以上、基本説明編である。





posted by シュート at 16:27| Comment(9) | TrackBack(0) | 経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ブロードキャスターでの榊原発言全文

まず、参考資料として「リーマンブラザーズ顧問」である榊原英資氏の土曜の発言を載せてみる。
カネを貸している側の発言としては異例と言うか、ビックリ発言である。


こりゃあもう、堀江さんの負けですね。売上が300億の会社が800億の借金するってのはもともと無理な話なんですよ。その、無理に無理を重ねて、転換社債で、まったく不利な条件で、彼は(資金を)借りたわけですね。
ですから、この結果何が起こるかというと、ライブドアの株価がどんどん下落するわけですよ。すでに、下落してる。200円とか200円割っても不思議じゃないですね。(200円)割ってもリーマンは損しないですから。必ず、それ(時価)の10%引きで転換できるわけですから。

福留さん:「絶対損をしないのは?」

リーマン・ブラザーズです。ですから、今回の、まずこれ第1幕ですけど、第1幕の勝者はリーマン・ブラザーズ。敗者はライブドアですね。
おそらく、これ第2幕があって、第2幕はリーマン・ブラザーズの裏にいる外国系のファンド、あるいは、日本のノンバンク、噂が出てますけど、そういう人たちが出てくる、(また)村上さんがどう動くか、ということですから、第2幕はフジテレビ対そういう人たちになる。しかし、堀江さんは第1幕で舞台から退場、と。こういうことが、一番ありうるシナリオですよね。

福留さん:堀江さんは、まだニッポン放送株を買い増していくって、いってるんですけど?

ええ、ですけどね、自分のところの株価がどんどん下がるってことはね、資金調達力が下がるってことですね。それから、資金を今度返還する能力が下がるってことですから、この株価が、例えばですね、4割5割下がるってこと、これ致命的ですよね。

福留さん:なぜ、その危ない転換社債に手を出すことになったんでしょうか?

ですから、これは、本人(ホリエモン)が人生最大の賭けだって言ってますけど、短期決戦で終われば、これ良かったかもしれませんね。
それから、35%って公表しちゃダメですよ。51%取ったときに「取りましたよ」っていわなきゃ。
要するにね、テレビタレントじゃないんですから、ベラベラベラベラしゃべったらね、そりゃあ、プレイボーイは売れるかもしれませんよ、だけどね、村上さんみたいに、こういうときは絶対「ノーコメント」です。村上さんプロですよね、ありゃあ。

福留さん:ということは、今週1週間(テレビに)出まくった堀江さんっていうのは?

まあ、会社がダメになったらテレビタレントにはなれるかもしれませんけどね、会社の社長ってのはあんな風にベラベラしゃべっちゃダメです。しかも、これは戦争ですよ。これは、要するに、敵対的買収ですから、かつてのことばで言えば乗っ取りですよ。で、ルールは法律に違反しなきゃいい、って、これは堀江さんのいうとおりなんですよ。何でもありの世界です。
ですから、こういう世界で、やっぱり、あんまりベラベラしゃべっちゃダメですね。で、相手は大衆じゃないですよ。プロ野球のときは、相手は大衆ですから、大衆のサポートがあれば何とかなった。
これは、プロの世界ですから。厳しいアメリカ型資本主義の論理ですよ。リーマン・ブラザーズはそこのプロですよ。そこにしてやられたな、っと。こりゃね、日本でね、アメリカの投資銀行にしてやられてる例ってのは山ほどあるんですよ。

福留さん:(かつて、ソフトバンクらにテレビ朝日が買収されかけた実例があるのに)なぜ、今回、日枝さんはこれほど脇が甘かったんでしょうか?

これは、やっぱり、あれですよね。ファミリー支配のあれ(?)が残っていて、ニッポン放送というフジテレビよりも小さいところがフジテレビを支配しているという、西武と同じ構造ですね。あの構造が残ってて、その弱みをボーンと突かれたっていうことですよね。
ですから、フジテレビの側にも弱みがあって、まだ、弱みはありますから、これから、これ、フジテレビが勝ったということじゃなくて、ライブドアが負けたと、そういうことですね。

福留さん:日本のメディアっていうのは、外国の資本から見ると、株価に対して魅力的なんですか?

圧倒的に魅力ありますね。規制産業ですから。あのー、新規参入がないですから、利益はある程度確保されてますよね。それから、やっぱり、影響力は非常に大きいんですよね。それに比べて、価格は安いですから。ですから、やっぱり、外国資本だけじゃなくて、日本の資本も欲しいでしょうね。



posted by シュート at 14:30| Comment(3) | TrackBack(1) | 経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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